Intimate Merger のDMPとTreasure Dataを使った簡易プライベートDMP(改訂版)
はじめに
Treasure Dataとの連携についてブログを書いたところ、Treasure DataのCTOの太田さんからもっと便利な方法があると教えていただいたので早速そちらのご紹介。
以前お話をしたときにはなかったのですが、javascriptのSDKが今年の6月にリリースされたらしく、こちらを使うとかなり便利に簡易DMP(もはや簡易じゃないものまで)作ることができます。
今回もまたこのブログに該当するJavascriptのタグを設置して弊社クッキーIDとセグメントIDをGAでいうところのカスタム変数のようなものに埋め込むことで簡易的なDMPが出来上がってしまいます。
こちらのSDKを紹介していただいて30分くらいで設置が完了したので作業的にはpiwikを使ったDMPよりもかなり簡単に実施ができると思います。
導入すると?
サイトにタグをおいて、データを収集し始めるとトレジャーデータさんがデフォルトで取得してくれている以下のデータが取得できます。
- td_version – td-js-sdk’s version
- td_client_id – client’s uuid
- td_charset – character set
- td_language – browser language
- td_color – screen color depth
- td_screen – screen resolution
- td_viewport – viewport size
- td_title – document title
- td_url – document url
- td_host – document host
- td_path – document pathname
- td_referrer – document referrer
- td_ip – request IP (server)
- td_browser – client browser (server)
- td_browser_version – client browser version (server)
- td_os – client operating system (server)
- td_os_version – client operating system version (server)
結構、これだけのデータを集めるのでも大変なので非常に便利です。
さらに我々のデータを連携すると以下のようなデータを取得することができるようになります。
- audiecne_id - IMで保有しているオーディエンスID
- segment_id - IMで保有しているオーディエンスにひもづいたセグメントのID
これらを掛け合わせることでトレジャーデータだけでは取得することができない、第三者データをログに掛け合わせることができ、分析した結果をシームレスに各チャネルに連携することができるようになります。
(案件が増えてきたらexportのメニューに入れてくれるかもという話ももらいました。)
さらに弊社で提供しているGoogle AnalyticsやAdobe Analyticsとの連携と比べてローデータが手に入る点が大きなメリットです。ローデータを分析した結果をもとにセグメントを作成していくというプロセスが踏めるようになります。
実際のトレジャーデータさんの管理画面では以下のように見えるようになりここから任意のクエリでデータを抜いてきて、オーディエンスIDをAPI経由でアップロードするだけで様々なチャネルとの連携ができるようになります。
お問い合わせ
こちらの連携はかなり簡単にできるので案件があれば進めてみたいと思っております。もしも興味がある方がいらっしゃいましたらお問い合わせください。