Audience Searchの機能アップデート(2014年11月アップデート)
概要
最近、忙しくてブログを更新出来ていなかったのですが、久しぶりにサービスの大型アップデートがあったのでそちらで追加された機能や使い方をご紹介させていただきたいと思っております。
目に見える機能追加
目に見える部分で言うと以下の3点が新たな機能として追加されております。
- ターゲット抽出機能の改善
- ターゲット抽出結果画面の改善
- 対象キーワードの一括見積もり機能の追加
ターゲット抽出機能の改善
以前から皆様に使って頂いている「ターゲットを探す」の部分のアップデートになります。ターゲット抽出部分では大きく分けて2点の改善が行われております。
抽出条件ごとのUU数をリアルタイムで表示する機能
今までは抽出条件を掛けあわせたり試行錯誤する際に一つ一つのキーワードのボリュームがわからなかったのですが、新機能ではリアルタイムにボリュームを見ることができ、キーワードのボリュームに応じて試行錯誤が可能になります。
実際の操作イメージ
抽出条件のワードの引き算が可能に
今までは例えば選挙と検索を行った際に「衆議院選挙」と「AKB総選挙」が検索結果にかかってしまっていたのですが、アップデートでキーワードの引き算が可能になりました。例えば、選挙と検索した結果から「AKB」というワードが含まれているワードを除外する場合は除外したいワードを「-(半角のハイフン)」で記載することで除外が可能になります。
実際の作業プロセス
検索結果画面の改善
検索結果画面にも一部改善が行われております。今まではオーディエンスに付与しているフリーワードのキーワードのみから特徴の抽出を行っておりましたが特徴的な3rd partyの属性情報を表示する機能を追加しました。以下に提示している例は「ハワイ 旅行」と検索した結果で、ハワイ旅行と検索している人は検索ワードだけではわからないのですが、「旅行業」の人たちが特徴的な属性に含まれており、「単に旅行に興味がありそうな人」と「ハワイ旅行の調査」をしている人がいるのではないかというのがわかったりします。
検索ワードのボリュームの一括見積もり機能
こちらは機能というよりは新しい使い方という形になるのですが、対象となる検索ワードを一括でアップロードしてリアルタイムでボリュームを見積もる事ができるようになりました。これによってgoogle のキーワードプランナーから出してきたデータを一括でaudience searchに突っ込んでそれぞれがパブリックDMP内にどれくらい存在しているかを確認する事ができるようになりました。
作業的にはセグメント管理のタブからセグメントの一括編集をして保存するだけでボリュームを確認することができるようになりました。
ボリュームを確認するためには事前にボリューム確認用(デモの場合は93328というID)のセグメントとキーワードをまとめたexcelなどを作成しておく必要があります。今回のデモの場合は以下のデータを使っています。検索対象という部分にキーワードプランナーなどで取得したデータを記載してください。また、状態は停止中にしておかないと課金対象になってしまうので停止中で見積もりを行い、問題がなければ有効にするというプロセスを踏んでください。
検索名 | DMP | セグメントID | 検索対象 | 1stセグメント | 3rd セグメント | KPI | 状態 | UU |
ボリューム見積もり | パブリック | 93228 | DMP | imp | 停止中 | 1 | ||
ボリューム見積もり | パブリック | 93228 | データドリブンマーケティング | imp | 停止中 | 1 | ||
ボリューム見積もり | パブリック | 93228 | データマネジメントプラットフォーム | imp | 停止中 | 1 | ||
ボリューム見積もり | パブリック | 93228 | アドテク | imp | 停止中 | 1 | ||
ボリューム見積もり | パブリック | 93228 | データ | imp | 停止中 | 1 |
ちょっと作業が複雑な作業のため、具体的な作業は動画を参照にしてください。
目に見えない部分の機能追加
目に見える部分の改善は裏で動いている検索エンジンの改良によるものが大きく、実際ページが表示されるまでの時間や検索の柔軟性の改善がかなりされております。
(実はコストもかなり削減されました)
技術的にも面白い取り組みが増えてきたので、裏を一緒に作りたい人も熱烈募集中です!